登記簿の見方
取引先を調べるときも、自社の登記を確認するときも、どの欄に何が書いてあるかが分かれば数分で読めます。この記事は読み方に絞ります。取り方は別ページ、オンラインで見る方法はこちらです。
主な記載欄
| 欄 | 何が分かるか |
|---|---|
| 商号 | 会社名。変更していれば旧商号も残る |
| 本店 | 登記上の所在地。移転していれば履歴が残る |
| 会社成立の年月日 | 設立日。社歴が分かる。→ 会社の設立日はどう決まるか |
| 目的 | 定款の事業目的。許認可が要る事業の記載も見える |
| 資本金の額 | 増資していれば履歴が残る |
| 役員に関する事項 | 代表者名と住所、就任・退任の履歴 |
| 公告をする方法 | 官報か電子公告か → 決算公告は本当に必要か |
| 登記記録に関する事項 | 設立、本店移転、解散などの記録 |
下線の意味
下線が引かれている記載は「すでに抹消された(過去の)事項」です。
たとえば本店の欄に2行あって上に下線があれば、上が旧住所、下が現在の住所です。下線のない行が現在の内容と読みます。
たとえば本店の欄に2行あって上に下線があれば、上が旧住所、下が現在の住所です。下線のない行が現在の内容と読みます。
証明書の種類で見える範囲が変わる
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 履歴事項全部証明書 | 現在の事項+一定期間の過去の履歴。通常はこれ |
| 現在事項全部証明書 | 現在有効な事項のみ。履歴は載らない |
| 閉鎖事項全部証明書 | 閉鎖された記録 |
取引先を確認する目的なら、履歴が見える履歴事項全部証明書を選びます。
取引先を見るときの着眼点
- 会社成立の年月日:直近に設立された会社か
- 本店の移転履歴:短期間に何度も移転していないか
- 商号の変更履歴:頻繁に変わっていないか
- 代表者の交代:短期間で入れ替わっていないか
- 目的:実際の取引内容と合っているか
いずれもそれ単体で問題があるとは言えません。移転も商号変更も正当な理由で起きます。複数が重なるときに、追加で確認する材料として使います。→ 取引先の与信確認
自社の登記も同じように見られている
登記事項証明書は誰でも取得できます。自社の登記も同じ目線で見られている前提で、本店や目的を決めてください。→ 本店所在地の決め方/事業目的の書き方
次に読む
6問で次にやることを出す最終確認日:2026年9月9日/記載事項の詳細は法務局の資料をご確認ください。